今回はこっそりと住民達の会話を覗いていこうかなと考えててね。
本編で出てこない住民同士の会話とかちらほら出てくるなんか…短編小説?みたいな感じ…?
ギャグみたいなのが多めかも。
そして時間軸どこ?みたいな感じにもなるけどまあ、
そこはスルーで。
ちなみに今回はpixivにも載せようかなと考え中!
あ、んじゃ、早速覗いていっちゃおう!
~舞夢と碧夢~
女神達のみの会議室みたいな部屋で
舞夢は腕を組んで考え事をしながらテーブルの上を見ていた。
「…うーん…」
「舞夢、少し弱いんじゃないか?」
「貴方が強すぎるのよ」
そのテーブルの上には緑の板があり、そのさらに上に白と黒の駒のようなものが並んでいる。
「貴方にリベンジしたいから挑んだのにこんなに攻められちゃ、
私勝てないわよ…」
黒が多く並び、
所々に白があるが置くところがもう4つしかない。
「将棋とかそういったやつも舞夢は苦手だからなぁ…
俺としてはとても面白いよ」
「…性格悪いわよ貴方…」
舞夢は白の面を上にした駒を空いてる場所に置き、
少し多めに取れたのか舞夢はほっとするが
その取ったぶん含め全部真っ黒に染まる。
「あーーもう!ほんと強い!!」
「はい。俺の勝ちー」
「絶ッ対その鼻へし折りに来るわよいつか」
舞夢はガッカリした顔をしながら駒を片付けていった。
~リプカは甘いのが好きです~
今日の執事の仕事が終わり、
リプカはその足で調理場へ向かう。
「…」
リプカはそのまま辺りを2度、3度と見渡し、
ホットケーキミックス(スメ特製)と卵用意し、
メモのやり方でホットケーキを作る。
時折暇な時間が出来たらホイップクリームを泡立て、
冷蔵庫からチョコソースも取り出す。
そして、焼けたとても分厚いパンケーキを
お皿に盛り付け、その上からホイップ乗せ、
さらにその上からチョコソースをかける。
「…よし」
綺麗に盛り付けを終え、
使った食器も洗い、分厚いパンケーキ…
スフレパンケーキとフォーク、ナイフを持って
隣の食堂に行く。
そして自分の席に置き、自身も礼儀正しく座る。
「執事だからな。こういう主が喜びそうなものを作る練習は欠かせないからな。
さらに毒味も必要だからな。
…いただきます」
リプカはナイフとフォークで綺麗に切り分け、
1口サイズになったのを見て口に運ぶ。
目を見開き、羽をパタパタと動かす。
もはやその様子はお菓子好きな男の子だった。
そしてそれをこっそりと見てる彼の弟がいた。
(…バレない内に離れよう…)
“リプカは甘い物が大好き”
~ネオ、君にはまだ早いよ~
ネオの休みの日。
この日はスーノンがいる図書館に来ていた。
「ねぇ、スーお姉ちゃん」
「ん?どうしたの?」
「赤ちゃんってどこから来るの?」
「ブフッ」
スーはそれまで飲んでた紅茶を吹く。
そして慌てて吹いたのが
本にかかってないか確認してネオを見る。
「な、なんでいきなり?」
「えとね、萌央お姉ちゃんがね。
“生き物ってどういうふうに生まれるんだろって言ってたの”」
「…ああ…だからなのか…」
「どこから来るの?」
「んとね、僕としてはよく知らないんだよね…
本にもコウノトリがーとか、
キャベツ畑だーとか。
ほんとなにが事実なのかわかんないや」
「ありゃー…」
はい。スーさんは知ってます。が、
本当の理由とかどんなのか話したら
ライナにおこられるので言いません。
「んじゃ、ちょっと知識に興味を持ったお嬢ちゃんに
本を呼んであげよう。
絵本でいいかな?」
「え!うん!絵本でいいよ!」
「よし。じゃあ…」
スーノンはネオを膝の上に乗せ、
本を読んでいく。
~レノンと告の今日の占い~
レノンは買い物帰りに告のお店を覗くことにした。
街の中にある小さな占い屋。
そこが告のお店。
普段は混んでいるのだが、
今は空いてるようですぐに中に入ることが出来た。
「コクさーん、お疲れ様でーす」
「ん?ああ、レノン。
どうしたんじゃ?」
「んと、今日の運勢占って欲しくて」
「ふむ。1回1000Pじゃ」
「あ、うん。はい」
レノンは財布からお金を出し、
告へ渡す。
そして確認し、水晶の前に座らせる。
「んじゃ、行くぞ」
告は水晶へ手をかざし、撫でるかのような素振りで念じていると水晶が黄色に光る。
「…ふむ。今日は…」
「今日は…?」
「一日中YESマンにならないとタンスの角に足をぶつけるという運勢じゃな」
「…どんな運勢!?」
…その後レノンは一日中YESマンになったと、
レインが日記に記した。